前ページでも多少触れましたが・・・。

ここではわんこのストレスの原因について もう少し考えていきましょう。





下記に示す要因は、ほんの一例でしかありませんが、わんこにとって大きく
影響を受ける項目になりますので注意してください。

1.食事の量と内容

わんこだけではなく、人間にとっても大きな要因となり得る食事ですが。。。

食事の量に関してはわんこの体格にも大きく作用されますので一概にコノくらい！
・・・とはいえませんね。

しかし、少ないことは良くない！
これは当然としても、多すぎても良くありません。





また、わんこの食事に関して言えば・・・。
わんこは元来、肉食系であったということを無視したペットフードが多いことに
疑念を持っています。


市販のペットフードの９割は、十分な栄養素を満たしていないというデータも
あるほどですからね！



現在、わんこは雑食系と思われている人も多いと思いますが・・・。
DNAは肉食であることを理解して下さい。


不足している栄養素はサプリを併用するなどの配慮も必要です。

2.住環境の整備

日本の気候は、わんこにとって大変な負担を強いる環境であると思います。

考え方は人間と同じで・・・。

湿気の多い夏は、熱中症や脱水症状を心配しなくてはなりません。
乾燥した冬は、低体温症などの心配もあります。

室内犬ならば、空調管理された部屋で暮らしていますから良いと思いますが、
問題は屋外で飼っているわんこです。


状況に応じて、室内へ入れてあげることも必要ですよ。





そしてもう一つ、飼い主などの引っ越しによる住環境の変化によっても。。。
わんこにとっては大きなストレスになってしまうこともあります。

これは人間にとっても同じことですが、今まで住んでいた住環境が大きく
変化することでその環境に慣れようとしますよね！


人間は勿論、わんこだって同じなんですね！




その他にも、大きく環境を変える要素はあります。

わんこ以外に、新しいペットが増えた場合も同じようにストレスを感じて しまいます。

増えたペットが、同じわんこであれ・・・。
やはり今までの環境から大きく変わってしまうことには変わりありません からね・・・。


また、飼い主の都合以外でも・・・。
環境的な問題でストレスを抱える要素があるんですね！


それが騒音であったり、振動であったりもストレスを抱える要因となってしまう
ことがあるんです。


特に、近所で建築工事などが始まったりすると・・・。
わんこの落ち着きがなくなる。。。

これは・・・往々にして見られます。


既存建物を解体する重機の音やかん高い音に・・・。
わんこは恐怖を感じることが あるみたいなんですね。

特に、金属がぶつかり合うような「カァーン」と言うような音は。。。
わんこに とっては強烈なストレスになります。


人間ならば、ある程度の期間でそれらに対応ができると思いますが・・・。
わんこにとっては、相当なストレスだといいます。


そして、その環境に慣れるまでは常にストレスとの戦いもあるんです。

3.不妊・去勢手術の必要性

賛否両論はあると思いますが・・・。

雌には避妊手術、雄には去勢手術を施すことで・・・。
様々なメリットもあります。




雌犬には予定にない妊娠を防ぐことができますし。。
雄犬に関しては、性的な欲求不満を抑えられるという利点が大きな所でしょう。

これによって、欲求不満から来る攻撃的な行動がなくなります。

4.体調不良からのストレス

思うような行動ができない！ これは人間にも当てはまることですよね。

体調が悪い状況では、何をやっても満足な結果は得られません。
飼い主がスキンシップを目的に外出を考えても・・・。

わんこの体調が悪ければ、それもストレス発散にはなりません。
それどころか、余計な負担（ストレス）にもなってしまいます。




わんこの毎日の健康管理は大事です。
それは飼い主である、あなたの責任でもあります。

毎日のチェックは欠かさず行なってください。


こちらのサイトで詳しく説明しています。

　わんこの体調不良の見分け方！

5.視覚的な障害からのストレス

人間にとっては当たり前の光景に映るものでも、わんこの視界に入ったが為に
ストレスを感じるものだってあるんですよ。




人間の生活の中で、洗濯を干すと言う事はごく一般的なものですね！
しかし、わんこにとって見れば別の話になってしまいます・・・。


この洗濯物が風に棚引いているその情景ですら、ストレスを感じる原因になって
いるんです。


また、キラキラ光るものが視界に入る状況も良くありません。

太陽光が反射したり、明るすぎる場所での飼育もわんこにとっては・・・。
決して良い環境とは言えませんから注意が必要です。

6.わんこの探究心の満足

わんこは慢性的な状況や環境を嫌います。

大きな環境の変化はストレスになりますが、毎日の生活の中での
ちょっとした変化を求める生き物でもあるんですね。

今まで経験したことのない事（モノ）を与えることでも、
わんこに とっては嬉しいものだといいます。

また、毎日通っている散歩のコースをちょっと変えてみるだけでも
ストレス発散になるんですよ。




大事なことは、わんこの探究心を常に意識してあげることですね！

格別に高いおもちゃを買う必要もなければ・・・。
わざわざ遠出する必要もないんです。。。

ちょっとだけでも昨日と違う何かがあれば・・・。
わんこはそれだけで興味を覚えます。


毎日の生活の中での・・・ちょっと！
これだけでわんこの探究心を満たしてあげられるんですね。

7.スキンシップ不足は大敵！

私たち人間の世界では、社会的な愛着が満たされない状況に至った 場合・・・。

つまり・・・一人ぼっちで孤立した状態になると。。。
「寂しい」または「切ない」と言った感情を持つと思います。

これは分離不安と呼ばれるものですが・・・。




わんこの場合は、飼い主の愛情とはかけ離れたところで陥る時が あると言われます。

わんこは飼い主の気持ち的な愛情よりも・・・。
直に触ってくれるスキンシップを、何よりの愛情と受け取る傾向に あるんですね。


わんこにとってのスキンシップは、ただ遊んでくれるという事 よりも・・・。
わんこの体に適度な圧迫を与えてあげる方が良いとされています。

つまり、強くならない程度に「ムギュ～」っとしてあげることが
わんこの満足感を得られるのだといいます。



簡単でしたが、わんこにとってストレスの原因になっる要素を７点 書いてみました。

これが全てではありませんし、細かい部分まで掘り下げればもっと多くの原因も
あります。


あくまでも一般の生活の中で、わんこがストレスを回避できる様に事例の多い部分を
書いてみました。



総合的に話をすれば・・・。

人間にとってのストレスとなる原因は、わんこにとっても同じ事で あり、わんこの
場合は人間以上に影響を受け易いということです。

また、人間にはなんでもない要素が・・・。
わんこには大きなストレスの原因にもなり得るということを覚えて頂きたいですね。